山形県上山市の温泉街で、華美な大型旅館ではなく、昔ながらの温泉宿でゆっくり過ごしたい人から注目されているのが「はたや旅館」です。
客室数が少ない家族経営の宿で、源泉かけ流しの温泉、自家栽培の野菜を取り入れた手作り料理、大正から昭和の面影を残す木造建築など、現代的なホテルとは違った魅力があります。
一方で、館内にエレベーターがなく階段移動が必要だったり、客室によってはトイレが付いていなかったりするため、設備の新しさを重視する人は予約前に特徴を理解しておくことが大切です。
宿泊料金も素泊まりから1泊2食付きまで選びやすく、温泉や料理を目的にした一人旅から夫婦旅行、家族旅行まで幅広く検討できます。
ここでは、はたや旅館ならではの魅力をはじめ、温泉、料理、客室、料金、アクセス、予約前に知っておきたい注意点まで詳しく紹介します。
かみのやま温泉はたや旅館の魅力7選
はたや旅館の大きな魅力は、豪華な設備をそろえた大型宿とは異なり、小さな温泉旅館ならではの落ち着いた時間を楽しめることです。
源泉かけ流しの温泉や手作りの田舎料理を中心に、宿そのものの歴史や温かみを感じながら滞在できます。
客室数が少ないため館内が大混雑しにくく、静かな温泉旅行を求める人とも相性が良い宿です。
まずは、予約を検討するときに押さえておきたい代表的な魅力を7つに分けて見ていきましょう。
源泉かけ流し
はたや旅館を選ぶ大きな理由になるのが、天然温泉を源泉かけ流しで楽しめることです。
浴槽には湧き出した温泉が注がれており、温泉地へ泊まりに来た実感を重視したい人にとって魅力の大きいポイントになります。
浴場は大規模なスパのような造りではありませんが、むしろ小さな温泉宿らしい素朴な空間で、湯そのものをじっくり楽しみたい人に向いています。
かみのやま温泉を観光のついでに利用するだけでなく、温泉に入ること自体を旅の目的にしたい場合にも候補にしやすいでしょう。
貸切利用
男女別の内湯があり、宿泊状況などの条件によっては部屋単位で貸切利用できる点も特徴です。
大浴場でほかの宿泊者と一緒に入浴することが苦手な人や、夫婦や家族だけで落ち着いて温泉を楽しみたい人にはうれしいポイントでしょう。
客室数そのものが少ない宿なので、大型ホテルの大浴場とは違ったプライベート感を期待できます。
ただし、貸切利用の方法や時間帯は宿泊状況によって変わる可能性があるため、貸切を重視する場合は予約時に確認しておくと安心です。
田舎料理
食事では、地元らしさを感じられる手作りの田舎料理が宿の大きな特徴になっています。
見た目の華やかさだけを競う会席料理というより、野菜を中心とした素材の味を生かし、家庭的な温かさを感じられる料理を楽しみたい人に向いています。
自家栽培した野菜も料理に取り入れており、季節によって異なる山形の味覚に出会えることも魅力です。
豪華食材を大量に並べるタイプの旅館料理より、丁寧に作られた素朴な料理を好む人ほど満足しやすいでしょう。
個室食
食事を周囲に気兼ねしにくい環境で味わえることも、はたや旅館を選ぶメリットです。
宿泊プランなどによって個室で食事を楽しめるため、大きな食事会場のにぎやかさが苦手な人にも適しています。
夫婦旅行では二人のペースで食事を進めやすく、小さな子どもを連れた家族旅行でも周囲への気遣いを軽減しやすいでしょう。
温泉も貸切で利用できる場合があるため、館内でほかの宿泊者との接触をできるだけ少なくして静かに過ごしたい人にも注目したい宿です。
木造建築
館内には大正から昭和にかけての木造旅館らしい雰囲気が残っており、新しいホテルでは味わいにくい懐かしさがあります。
ピカピカの最新設備を求める宿泊先ではなく、昔ながらの階段や和室、温泉街の旅館らしい空気まで含めて楽しむ宿と考えると特徴を理解しやすいでしょう。
古い建物だからこそ感じられる趣を旅の魅力と捉えられる人には、現代的な宿より印象に残る可能性があります。
反対に、館内設備の新しさや段差の少なさを最優先する場合は、建物の特徴を確認してから予約を決めることが大切です。
全5室
はたや旅館は総客室数が5室ほどの小規模な宿で、大型旅館とは滞在中の雰囲気が大きく異なります。
何十組もの宿泊客が同じ館内を行き交うタイプではないため、人の多いホテルより静かな場所で休みたい人に適しています。
一人旅でも過度に構われすぎず、それでいて家族経営の宿ならではの距離感を感じられる点が魅力です。
客室が少ない分、希望する日が埋まる可能性もあるため、連休や観光シーズンに利用したい場合は早めに空室を探すのがおすすめです。
観光立地
宿は上山市の温泉街にあり、かみのやま城など中心部の観光スポットを徒歩で巡りやすい立地です。
温泉宿に車を置いて周辺を散策したい場合にも便利で、城下町の雰囲気を楽しみながら歩く旅行と組み合わせられます。
かみのやま温泉駅からも徒歩圏内で、車やタクシーなら短時間で到着できるため、鉄道を利用する旅行でも選択肢になります。
温泉だけで館内にこもる旅はもちろん、昼間は周辺を散策して夕方から温泉と料理を満喫する過ごし方にも向いています。
温泉好きが注目したい源泉かけ流しの魅力
はたや旅館で特に注目したいのが、かみのやま温泉の湯を源泉かけ流しで味わえることです。
浴槽の豪華さや広さではなく、新鮮な温泉に入ることを大切にしているため、温泉そのものを重視する人ほど魅力を感じやすいでしょう。
浴場は半地下にあり、昔ながらの旅館らしい少し独特な空間も宿泊体験の一部になっています。
ただし階段があるため、足腰に不安がある場合は利用環境を事前に確認しておくことが重要です。
泉質
温泉はナトリウム・カルシウムを含む塩化物・硫酸塩系の泉質として案内されており、無色透明の湯を楽しめます。
かみのやま温泉は長い歴史を持つ山形県内有数の温泉地であり、観光だけではなく湯を目当てに訪れる旅行先としても知られています。
はたや旅館では、その温泉を小さな内湯でじっくり味わえることが特徴です。
巨大な露天風呂や多種類の浴槽を巡るのではなく、シンプルな浴槽で何度も湯に浸かりたい人に向いています。
- 天然温泉
- 源泉かけ流し
- 男女別の内湯
- やや熱めの湯
- 無色透明
浴場
浴場は男女それぞれ内湯が1つずつというシンプルな構成で、大型温泉ホテルのように複数の浴槽を備えた施設ではありません。
半地下へ階段を下りた先に浴槽があり、洞窟風呂を思わせるような独特の雰囲気を感じられるのが特徴です。
露天風呂やサウナを旅行の必須条件にしている人より、源泉かけ流しの内湯へ静かに入りたい人に適した温泉といえます。
温泉設備の豪華さより泉質や宿の風情を優先するかどうかが、満足度を左右するポイントになります。
| 温泉 | 天然温泉 |
|---|---|
| 利用方式 | 源泉かけ流し |
| 浴槽 | 男女別内湯 |
| 露天風呂 | なし |
| サウナ | なし |
| 特徴 | 半地下の浴場 |
入浴時の注意
はたや旅館の湯はやや熱めと案内されているため、熱い温泉が苦手な場合は最初から長時間入ろうとせず、体調に合わせて利用するのがおすすめです。
浴場へ向かう際には階段を使用するため、高齢者や足腰に不安がある人、小さな子どもを連れている人は特に足元へ注意する必要があります。
貸切利用についても常に同じ運用とは限らず、予約状況によって利用できない可能性があります。
温泉を貸切にできることを宿選びの決め手にする場合は、宿泊日の利用方法をあらかじめ宿へ尋ねておくと予定を立てやすくなります。
手作り料理を目当てに泊まりたくなる理由
温泉と並んではたや旅館の魅力として挙げられるのが、手作りにこだわった田舎料理です。
自家栽培の野菜をはじめ、素材そのものの味を生かした料理を提供しているため、旅館らしい夕食を楽しみつつ家庭的な温かさも感じられます。
料理の内容は季節や仕入れによって変わるため、毎回まったく同じ献立が並ぶとは限りません。
豪華食材のブランド力より、地元の食材や手作り感を重視して宿を選びたい人におすすめです。
自家製野菜
宿では自家栽培した野菜を料理に使用しており、季節の素材を取り入れた食事を楽しめます。
旅先では肉や魚などの豪華食材に目が向きがちですが、新鮮な野菜を使った素朴な料理は連泊や温泉旅行とも相性が良いものです。
山形らしい田舎料理を落ち着いて味わいたい人や、手作り感のある食事を好む人には特に魅力を感じやすいでしょう。
時期によって使われる野菜や料理内容が変わる点も、季節を変えて訪れる楽しみにつながります。
- 自家栽培の野菜
- 季節の食材
- 手作り中心
- 田舎料理
- 個室食対応
食事プラン
宿泊は1泊2食付きだけでなく、朝食付きや素泊まりも選択できるため、旅程に合わせて食事の有無を調整できます。
温泉旅館らしく夕食までゆっくり楽しみたいなら2食付きが基本ですが、夜は上山市内で食べたい人なら朝食付きや素泊まりも便利です。
公式案内では宿泊料金の基準が示されていますが、実際の販売料金は宿泊日、人数、プランによって変わることがあります。
予約サイトに表示される金額と公式案内の基本料金が異なる場合もあるため、最終的には予約画面に表示される条件を確認しましょう。
| 1泊2食 | 11,000円~が基本目安 |
|---|---|
| 1泊朝食 | 8,800円~が基本目安 |
| 素泊まり | 6,000円~が基本目安 |
| 子ども料金 | 要確認 |
| 入湯税 | 別途必要 |
| 料金変動 | 日程・プランで異なる |
個室での食事
食事を個室で提供するプランがあることは、静かな滞在を求める人にとって大きなメリットです。
大型旅館のバイキング会場とは違い、自分たちのペースで会話しながら食事を進めやすく、夫婦や家族で過ごす時間を大切にできます。
小さな子どもがいる家庭では、食事中に周囲へ気を遣う場面を減らせることも利点でしょう。
食事場所は予約経路やプランによって案内が異なる場合があるため、個室食を必須条件にするなら予約したプランの食事場所を確認しておくことが大切です。
昭和レトロな客室で過ごす前に知りたいこと
はたや旅館は、近年建てられた高級温泉ホテルとは方向性が大きく異なる宿です。
大正から昭和の木造建築らしい雰囲気を残しているため、昔ながらの温泉旅館そのものを楽しみたい人には魅力があります。
その一方で、エレベーターや客室内トイレなど、現代のホテルでは当たり前だと思いやすい設備がそろっていない部分もあります。
宿泊してから設備の違いに驚かないよう、予約前に館内の特徴を把握しておきましょう。
和室
客室は和室が中心で、畳の部屋で足を伸ばしながら昔ながらの旅館らしい時間を過ごせます。
総客室数が5室程度と少ないため、館内全体も大規模ホテルのようなにぎやかさではなく、こぢんまりとしています。
温泉へ入り、和室へ戻って休み、食事を楽しんでもう一度温泉へ向かうという昔ながらの温泉旅行にぴったりです。
洋室や大型ベッドを前提に宿泊先を探している場合は、自分の旅行スタイルに合うかを確認しておきましょう。
- 全5室程度
- 和室中心
- 全室禁煙
- 昔ながらの木造旅館
- 冷暖房あり
館内設備
館内は昔から続く和風旅館の造りで、エレベーターは設置されておらず、客室や浴場への移動には階段を利用します。
昔ながらの階段には急な部分もあるため、高齢者や足腰に不安がある人は部屋の位置を含めて宿へ相談するとよいでしょう。
また、客室内の設備もホテルとは異なるため、冷蔵庫など旅行中に必ず使用したい設備がある場合は事前確認が必要です。
便利さだけで評価するより、昔ながらの建物そのものを滞在体験として楽しめるかどうかが重要になります。
| 建物 | 昔ながらの木造旅館 |
|---|---|
| エレベーター | なし |
| 移動 | 階段あり |
| 客室 | 和室中心 |
| 館内 | 全室禁煙 |
| 宴会場 | あり |
トイレ
予約サイトでは客室にトイレが付いていない旨が案内されており、トイレ付き客室を当然の条件として考えている人は特に注意が必要です。
夜中に何度もトイレへ行く人や、小さな子ども、高齢者を連れた旅行では、共用設備までの移動が負担にならないかを考えておきましょう。
一方で、昔ながらの湯治宿や小規模旅館に慣れている人であれば、それほど気にならない場合もあります。
設備面で何を許容できるかは人によって大きく違うため、温泉や料理の魅力と比較したうえで判断することが大切です。
宿泊料金やアクセスを確認して旅行計画を立てよう
はたや旅館は、温泉街中心部を観光したい人にも比較的利用しやすい立地です。
JRかみのやま温泉駅から徒歩でも向かえますが、荷物が多い場合や天候が悪い日は車やタクシーを利用すると移動が楽になります。
無料駐車場も案内されているため、山形県内を車で周遊する旅行にも組み込みやすいでしょう。
予約前には、料金だけではなくチェックイン時間や支払い方法、駐車場の場所なども合わせて確認しておくとスムーズです。
基本情報
はたや旅館は山形県上山市新湯にあり、かみのやま温泉の中心部に位置する小規模な温泉旅館です。
チェックインは基本的に15時からで、チェックアウトは10時までとなっていますが、夕食付きプランでは夕食時間との関係から早めの到着が必要です。
宿泊プランによって最終チェックイン時刻などが異なる場合があるため、予約完了後に条件をもう一度確認しておきましょう。
特に到着が夕方以降になる旅行では、宿へ到着予定時刻を正確に伝えておくことが大切です。
| 所在地 | 山形県上山市新湯5-1 |
|---|---|
| チェックイン | 15:00~ |
| チェックアウト | 10:00まで |
| 客室数 | 5室程度 |
| 駐車場 | 無料 |
| 全館 | 禁煙 |
交通手段
JRかみのやま温泉駅から宿までは徒歩でおよそ15分が目安とされ、車やタクシーなら数分程度で移動できます。
駅から歩けない距離ではありませんが、夏の暑い時期や雪の季節、大きなキャリーケースを持っている場合はタクシーを利用したほうが快適です。
車で訪れる場合は無料駐車場が用意されており、予約不要として案内されている宿泊サイトもあります。
周辺にはかみのやま城など徒歩で訪れられる観光スポットもあるため、到着後に車を置いて温泉街を散策する過ごし方もできます。
- 駅から徒歩約15分
- 車なら約2分
- 無料駐車場あり
- かみのやま城徒歩圏
- 温泉街中心部
支払い方法
予約サイトの施設情報では、現地でクレジットカードを利用できない旨が案内されているため、現地決済を選ぶ場合は注意してください。
現金のほかPayPay残高での支払いに対応すると案内されている場合がありますが、利用条件は変更される可能性があります。
オンライン予約時に事前カード決済を選べるプランであれば、現地での支払いを減らすことも可能です。
普段ほとんど現金を持ち歩かない人は、予約方法と現地で利用できる決済手段を確認してから出発しましょう。
予約前に知っておきたい注意点
はたや旅館は、源泉かけ流しの温泉や家庭的な料理に魅力がある一方、設備面では現代的なホテルと異なる部分があります。
この違いを知らずに宿泊すると不便に感じる可能性がありますが、あらかじめ理解していれば昔ながらの旅館らしさとして楽しみやすくなります。
特に階段、トイレ、禁煙、支払い方法については、旅行するメンバーによって重要度が変わります。
予約料金だけを比較するのではなく、同行者にとって無理なく滞在できるかまで考えて選びましょう。
階段移動
館内にエレベーターがないため、階段の上り下りが難しい人には負担が大きくなる可能性があります。
浴場自体も半地下にあり階段を利用するので、温泉へ何度も入りたい場合には移動回数も増えます。
高齢者、妊娠中の人、足腰に不安がある人、小さな子ども連れで利用する場合は特に注意しましょう。
不安がある場合は、予約する前に客室の階や浴場までの移動について宿へ相談しておくのがおすすめです。
- エレベーターなし
- 館内に階段あり
- 浴場は半地下
- 急な階段あり
- 足元への注意が必要
設備の違い
はたや旅館は、客室内の設備を充実させたシティホテルや高級旅館とは異なるため、旅行中に必要な設備を事前に整理しておくことが重要です。
客室内トイレや冷蔵庫などを必須条件にしている場合は、予約する客室や最新の設備状況を確認してください。
反対に、設備は最低限でも温泉と料理を楽しめれば十分という人なら、宿泊料金とのバランスに魅力を感じやすいでしょう。
宿の評価を見るときも、新しいホテルと同じ基準ではなく、昔ながらの温泉宿として何を楽しめるかという視点が適しています。
| エレベーター | なし |
|---|---|
| 客室トイレ | 基本は共用 |
| 冷蔵庫 | 要確認 |
| 露天風呂 | なし |
| サウナ | なし |
| 全室禁煙 | 対応 |
向いている人
はたや旅館が特に向いているのは、最新設備より源泉かけ流しの温泉、手作り料理、昔ながらの旅館の雰囲気を重視する人です。
一人で静かに温泉へ入りたい人や、夫婦でのんびり過ごしたい人、山形らしい家庭料理を楽しみたい人には検討価値があります。
一方、客室露天風呂、大規模スパ、最新の館内設備、完全なバリアフリー環境などを求める場合は、ほかの宿も比較したほうが希望に合いやすいでしょう。
料金だけで選ぶのではなく、自分が温泉旅行で何を優先するのかを明確にすると、はたや旅館が合っているか判断しやすくなります。
昔ながらの温泉旅館を楽しみたいなら有力な選択肢
はたや旅館は、巨大な露天風呂や豪華な客室を売りにする宿ではなく、小さな木造旅館で源泉かけ流しの温泉と手作り料理を味わうことに魅力があります。
全5室ほどの小規模な宿だからこそ、大型旅館とは違った落ち着きがあり、温泉街に泊まる昔ながらの旅情を感じやすいでしょう。
自家栽培野菜を取り入れた田舎料理や個室で食事できるプランは、食事の時間をゆっくり楽しみたい人にも向いています。
一方で、エレベーターがなく階段移動が必要なことや、客室設備が現代的なホテルほど充実していないことなどは予約前に理解しておきたいポイントです。
便利さや豪華さよりも、良質な温泉、素朴な料理、昭和レトロな旅館の空気を大切にしたい人なら、かみのやま温泉で宿を探す際の有力な候補になるでしょう。
